パスポート発行数、2019年は海外渡航者数増加を受けて前年比4.2%増、およそ国民の4人に1人が所持

外務省がこのほど発表した旅券統計によると、2019年に発行されたパスポートの総数は前年比4.2%増の約451万冊となった。2015年から増加傾向が続いており、2019年末現在の有効旅件数は約3027万冊。そのうち、公用旅券を除いた一般旅券は約3023万冊で、内訳は5年旅券が約779万冊、10年旅券が2243万冊となった。

2019年に発行された一般旅券の総数は約449万冊で、このうち国内の発行数は4.4%増の約437万冊。2019年も引き続き海外渡航者数が増加したことを反映して前年比増となった。

一般旅券(国内)の年代・性別発行数を見ると,年代別では 30 歳未満の割合が 43.2%を占め,男女別では女性が 53.6%となっている。特に20 代では女性が 57.2%を占め,女性の割合が大きいのが特徴。

また、都道府県別の発行状況では,一都三県(東京、神奈川、埼玉、千葉)で国内全体の 38.5%を占めた。月別では全般的に1 月、3 月、7 月、8 月の発行数が多く,学校などの長期休暇に合わせ申請が集中する傾向だ。

このほか、一般旅券の紛失・盗難件数(届出があったもの)は 4万2284 件で、前年比 1.7%増。特に海外では前年比 5.0%の増加となった。国内における紛失・盗難件数は全体の79.8%を占めている。海外において日本国旅券の不正使用が発覚した件数は16 件(24 冊)だった。

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