【図解】日本人出国者数も大幅減、3月は27万人、86%減に -日本政府観光局(速報)

日本政府観光局(JNTO)によると、2020年3月の日本人出国者数(推計値)は、前年比85.9%減の27万2700人となった。

新型コロナウイルスの流行で、いち早く企業の業務渡航需要が影響を受けたが、3月にはレジャー客の海外旅行も大幅に減少。感染拡大防止で各国が入国制限や規制を設けるなか、旅行会社では円滑なツアー実施ができないとして、多くのツアーで催行中止が発生していた。

一方、日本政府も日本人の海外渡航に注意や自粛を促す発信を強化。3月に入り、外務省の感染症危険情報「レベル2(不要不急の渡航をやめてください)」の対象地域を徐々に拡大したほか、3月25日には全世界に対して海外危険情報での「レベル2」を発出した。大手旅行各社は、ツアー催行の目安とする危険情報「レベル2」の発出を受け、全世界へのツアーを中止している状況だ。

3月末には、渡航中止勧告である感染症危険情報「レベル3」の対象が73か国地域に拡大。また、移動手段である国際航空便の減便・運休の傾向は続いており、今後も日本人出国者数は厳しい推移が続くと見られる。

直近の日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

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