G20観光大臣会合が臨時会合、安全な旅行環境の確保、ポスト・コロナのデジタルイノベーションを支援

観光庁によると、臨時G20観光大臣会合(テレビ会合)が2020年4月24日に臨時開催された。会合では、観光分野における新型コロナウイルス(COVID-19)に対する国際的な連携を確認し、G20観光大臣宣言を採択した。

日本からは御法川国土交通副大臣と和田国土交通大臣政務官が参加。昨年G20議長国としてとりまとめた「G20 北海道倶知安観光大臣宣言附属書2(観光の強靱性向上に関する行動)」に基づき、世界の観光分野の強靱性を高めるために貢献していく旨を表明し、各国から賛同を得た。

G20観光大臣宣言では、経済回復を支えるために、地域内および国際的連携の強化を通じて、安全な旅行環境を確保し、観光セクターへの消費者の信頼を回復していくことを確認。危機後の新しい時代での繁栄に向けて、持続可能な取り組みやシームレスな旅を実現するためのイノベーションやデジタル技術の開発・導入の促進を支援していくことでも合意した。

また、観光セクターの包摂的な復興を促進していくため、特にアフリカや島嶼国など旅行や観光業に経済を依存する発展途上国を支援。観光を通じた世界経済の回復と、この産業がより包摂的で頑健で強靭になるよう、キャパシティビルディングプログラムの構築を検討していく。

さらに、各国政府間の連携を強化していくとともに、国連世界観光機関(UNWTO)、経済協力開発機構(OECD)などの関係国際機関や 世界旅行ツーリズム協議会(WTTC) などの産業界が実施している新型コロナウイルス対策と復興への取り組みに貢献していくことでも合意した。

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