アメリカン航空は、新型コロナウイルスの感染予防対策として、機内でのクリーニングをさらに強化する。主要路線でまず開始し、地域路線にもその取組を拡大させていく。
まず、5月上旬からは、主要路線で機体の待機中に、環境保護局(EPA)の感染予防ガイドラインに沿って、機内のクリーニングをさらに徹底。搭乗者向けには、トレイテーブル、シートベルトとバックル、肘掛け、窓のシールド、液晶スクリーン、ドア、頭上手荷物入れのハンドル、乗務員向けにはギャレー、ジャンプシート、コックピット画面などを消毒液で拭く。
また、搭乗者には、除菌ウェットシートあるいはジェル、マスクを配布。供給体制に合わせて、全便で実施していく。乗務員については、5月1日から、全便でマスク着用を義務化。ギャレーにマスクなどの乗務員用の感染予防品などを常備する引き出しを追加する。
アメリカン航空は、主要空港でも感染予防対策を実施しており、搭乗ゲート、チェックインカウンター、サービスカウンター、手荷物サービスオフィス、従業員オフィスなどでクリーニングの頻度を増やしている。さらに、ソーシャル・ディスタンスを確保するため、一部のキオスクを停止しているほか、チェックインカウンターや搭乗ゲートでは人と人との距離をとるためにポールも設置している。