米国の観光専門ニュースメディア「スキフト(skift)」は、米国人の旅行再開についての調査を実施した。それによると、約3分1が旅行制限が解除された後、3ヶ月以内に旅行を開始すると回答した。しかし、調査結果から、ウイルスに対する懸念や自己隔離で身についた新しい習慣によって、少なくとも短期的には旅行パターンに変化が現れるとしている。
具体的には、旅行の再開時期についての質問では、最も多かった答えが旅行制限解除後4~6ヶ月以内で全体の28%となり、1~3ヶ月以内の27%が続いた。一方、1年以上との回答も18%にのぼった。
また、旅行業界では鉄道や航空などの公共交通機関による旅行再開を望まれているが、交通手段の意向での調査結果によると、クルマによる100マイル(約160キロ)以内の国内旅行が全体の41%を占め、クルマによる100マイル以上の国内旅行26%、フライトによる100マイル以上の国内旅行16%が続いた。
一方、鉄道やバスによる100マイル以内の国内旅行は4%、鉄道やバスによる100マイル以上の国内旅行はわずか1%にとどまった。
このほか、ポストコロナの旅行で、それまでの好みが変わるものについて尋ねたところ、37%が宿泊施設の好みが変わると回答。交通機関は30%、デスティネーションは27%となった。
※編集部注:この記事は、米・観光専門ニュースメディア「スキフト(skift)」に掲載された英文記事を、同社との提携に基づいてトラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。
著者:Haixia Wang, Skift Research