タビナカ体験予約サイト「アソビュー」は、新型コロナウイルスの感染拡大予防を目的とした独自のガイドラインを作成した。専門家の監修のもと、観光庁とも情報連携して制作したもの。感染対策チェックリストのほか、感染予防講習のプログラムも作成した。
安倍首相が表明した経済活動の再開は、81の業界団体による感染予防ガイドラインの遵守が前提。しかし、様々な業界でガイドラインが作成されるなか、アソビューが扱うタビナカのレジャーや観光施設では、ガイドラインが整備されていなかったり、ガイドラインがあっても施設側が実運用で活用するためには課題があった。
アソビューの今回の取り組みは、こうしたタビナカ事業者の課題を踏まえたもの。対策チェックリストでは、提供サービス形態にあわせた6項目のリストを作成。また、感染予防講習のプログラムでは、新型コロナに関する基礎知識から三密対策、チェックリストの使い方まで、6つのテーマで専門家が講習を行なう。今後は施設や自治体の要望に応じ、各事業者や地域の状況にあった感染管理のコンサルティングプログラムを提供する予定だ。
さらに、アソビューでは、対策チェックリストの一定基準を満たした施設に、「対策実施済み」を示すバッジを表示。6月下旬には、対策実施事業者を絞り込める検索サービスの提供も予定する。6月10日時点では、同サイトに掲載する約7000施設のうち、526施設が基準を満たしているという。