キャセイパシフィック航空グループは、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう各国の出入国制限が延長され、旅客需要が引き続き落ち込んでいることから、2020年6月と7月の運航計画を変更する。
日本路線では、5月11日の発表では関西/香港線を6月21日からデイリー運航で再開するとしていたが、7月も引き続き運休とする。このほか、羽田、名古屋、福岡、札幌、沖縄線の運休も継続。成田/香港線については、7月11日まで週3便(火・木・土)で運航し、7月12日から31日まではデイリー運航に増便する。
日本発着路線以外では、現在のところ香港/北京、上海 (浦東)、バンコク、ホーチミン、ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、シンガポール、台北、シドニー、メルボルン、ロンドン、ロサンゼルス、バンクーバー線を現在運航中。
2020年6月21日からは、香港/アムステルダム、ニューヨーク(JFK)、サンフランシスコ線を再開。6月28日からは香港/ムンバイ、デリー、トロント線、7月12日からは香港/成都、福州、広州、杭州、厦門、ソウル、フランクフルト線を運航する予定(いずれも各国・地域の渡航制限により変更となる場合がある)。
この変更により、ネットワーク全体における供給座席数は、6月で通常時の約4%、7月で約9%となる見込み。