ハウステンボスは、2020年9月期第2四半期(2019年10月~2020年3月)の業績を発表した、それによると、新型コロナウイルス感染拡大に伴う宿泊キャンセルが1 月下旬から徐々に出始め、2月29日~3月15日までの18 日間臨時休園を行ったことが影響し、大幅な減収減益となった。
取扱高は前年比28.8%減の92億8400万円に落ち込み、営業利益は同94.9%減の1億6000万円、経常利益は同80.7%減の6億4900万を計上した。期間中の入場者数は同20.2%減の104万人、うち海外からの入場者数は同35.5%減の5万人。宿泊者数も同27.4%減10万4000人にとどまった。
ハウステンボスでは、昨年10月から観覧車、ジュラシックアイランド、ゴンドラ、美術館、サウザンド・サニー号などの料金を1DAY パスポートに組み込んだ「パスポート革命」を進めてきたが、認知度が約30%と低い水準にとどまったことも、取扱高に影響した。
なお、2020年9月期通期業績見通しについては、新型コロナウイルス感染状況がどこまで影響を及ぼすか不明として、発表を見送った。