今後してみたい旅行トップは「クルマで近場旅行」で50%、「飛行機での海外旅行」は17%、ワーケーションでのホテル利用にも高い関心

消費者動向に関するリサーチ・コンサルティング会社J.D. パワー ジャパンは、新型コロナウイルスと旅行意向に関する調査を実施し、その結果を発表した。調査は、過去1年間にビジネスまたはプライベート目的で1泊以上の旅行をしたことのある日本居住者 1909名を対象に2020年6月5日~8日かけて行われた。

まず、今後6ヶ月以内の旅行を予定している人は、ビジネス目的とプライベート目的を合わせて58%。今後6ヶ月以内に旅行をしない理由については、68%が「新型コロナウイルスの感染が心配」と回答し、「感染拡大に伴う移動や出入国制限が改善するとは思わない」が52%で続いた。

今後してみたい旅行については、最も多かったのは「クルマでの近場への旅行」の50%。飛行機の利用については、「飛行機での国内旅行」の30%に対して、「飛行機での海外旅行」は17%と低い結果となり、海外旅行の回復には時間がかかることを伺わせた。

報道資料宿泊施設では、「ホテル」が48%と最も多く、「旅館」が35%と続き、「民泊」は3%。

今後してみたい旅行の移動手段移動手段では、クルマでの近場への旅行に呼応する形で「自動車」が最も高く75%。公共交通機関では、「鉄道」は47%、「飛行機」は40%。また、レンタカーについては全体では18%にとどまったものの、「飛行機での国内旅行」「滞在型リゾートホテルへの旅行」に行ってみたい人のうちの31%、「鉄道での遠くへの旅行」に行ってみたい人では28%が移動手段としてレンタカーをあげた。

報道資料より今後6ヶ月間のホテルの宿泊目的を尋ねたところ、63%が周辺観光の拠点として、51%が保養目的と回答。また「地元や近場での宿泊」を望む割合は35%となった。

また、ビジネスパーソンに対して、ビジネス目的でホテルを利用したいか尋ねたところ、新型コロナウイルス感染拡大を機に急速に広まったテレワークでの利用(20%)よりも、馴染みが薄いと思われた「ワーケーション(仕事+休暇)」での利用(25%)の方が高く、特に20代および30代では29%となった。

報道資料より

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