観光庁が発表した宿泊旅行統計によると、2020年5月(第1次速報)の延べ宿泊者数は前年同月比84.8%減の781万人泊。前月よりもさらに大きく落ち込む結果となった。全体のうち、日本人は81.6%減の767万人泊、外国人は98.6%減の14万人泊だった。
客室稼働率をみると、前年同月に比べ50.4ポイント低い12.8%と、4月の16.3%(第2次速報)からさらに低下。施設タイプ別では、シティホテルが71ポイント減の8.9%と最もマイナス幅が大きく、次いでリゾートホテルが56.0ポイント減の3.6%、ビジネスホテルが55.9ポイント減の19.9%、旅館が36.2ポイント減の5.3%、簡易宿所27.9ポイント減の5.6%。
なお、4月の延べ宿泊者数は、80.9%減の971万人泊だった。このうち、日本人は75.9%減の950万人泊、外国人は98.2%減の20万人泊。都道府県別で最も落ち込みが大きかったのは京都府の92.4%減で23万4420人泊。ついで沖縄県が88.4%減の32万2820人泊、山梨県が87.9%減の10万2880人泊、大阪府が86.9%減の54万2560人泊。東京は85.4%減の103万880人泊だった。