日本政府観光局(JNTO)によると、2020年6月の日本人出国者数(推計値)は、前年の152万993人から大幅に減少し、前年比99.3%減の1万700人となった。日本政府による全世界への海外危険情報「レベル2」の発出以降、初めて1万人を超えたが、それでも前年数値と比べれば、ゼロに近い数値といえる。
航空データOAG社のデータで日本発の国際線実績をみると、国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数で前年比87.8%減の2610便、提供座席数で88.4%減の56万4699席だった。
なお、日本人出国者数の1月~6月の上半期合計は、前年の954万2332人から68.7%減少の299万400人だった。