アメリカン航空とユナイテッド航空、出発前の乗客に新型コロナ検査、試験的にハワイ路線などで

アメリカン航空とユナイテッド航空は、国際線回復に向けた取り組みとして、出発乗客に対する新型コロナウイルス検査のテストプログラムを開始する。

アメリカン航空は、2020年10月からマイアミ空港発のジャマイカ路線で開始。まずは、母国に帰国するジャマイカ居住者が対象となる。検査の結果、陰性であれば、ジャマイカでの14日間の隔離措置は免除される。初期試験の結果を踏まえて、今後、同路線での対象をアメリカ人を含むすべての乗客に拡大する予定。

また、バハマおよびカリブ共同体でも同様のテストプログラムをマイアミ空港で10月から実施するほか、ダラス・フォートワース空港では10月15日からハワイ路線でも出発前検査を導入する。ハワイ路線での検査は、在宅、指定機関、空港の3ヶ所から選択することが可能。

ユナイテッド航も10月15日からサンフランシスコ空港でハワイ路線の乗客に対して出発前検査を実施。15分で結果が判明する空港での当日検査に加えて、乗客自身で採取した検体サンプルを出発72時間以内に事前提出することも可能にする。現在、同航空はサンフランシスコ/ホノルル、カフルイ(マウイ島)、コナ(ハワイ島)の各路線を運航。10月15日からはリフエ(カウアイ島)線の運航を再開し、カフルイおよびコナ線を増便する。

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