ナビタイムジャパンは2020年シルバーウィーク(9月19日~9月22日)について、同社の各種ナビゲーションサービスのデータをもとに、自動車の目的地検索ランキングを発表した。ユーザーの同意を得て取得した経路検索条件データを活用し、「スポット」と「ジャンル」のそれぞれの傾向を分析した。
これによると、目的地のスポット別ランキングのトップ3は、1位御殿場プレミアム・アウトレット、2位鳥取砂丘、3位日光東照宮の順。全体的に、屋外の自然がメインとなるスポットが順位を上げたのが特徴で、特に2位の鳥取砂丘は昨年から40位のランクアップとなった。
また、7位の富士サファリパーク、10位の鴨川シーワールドなど、都市圏から日帰りや1泊程度で移動できる近距離のレジャー施設も上位に入ったのも特徴。ナビタイムでは、公共交通機関ではなく、家族など限られた人とのパーソナルスペースである自動車でアクセスできる点も支持を得た要因とみている。
一方、ジャンル別のランキングは、目的地として検索されたスポットを「宿泊/温泉」、「旅行/観光」「遊ぶ/趣味」の3つの大きなジャンルに分け、昨年からの増加率で分析。上位には「旅行/観光」ジャンルが多数ランクインするなかでも、「自然」や「レジャー/アウトドア」系が多く、密を避けた目的地が選ばれた傾向がうかがえた。
また、1位となったのは上位20位で唯一の「宿泊/温泉」ジャンルの「ペンション/コテージ」で、昨年から3.83倍と圧倒的に検索数が増えた。ナビタイムでは、他の宿泊客との接触が少ない宿泊地として選ばれたと考えている。