世界観光機関(UNWTO)と国連環境計画(UNEP)がエレン・マッカーサー財団と共同で主導している「グローバル・ツーリズム・プラスチック・イニシアティブ」に、ブッキング・ドットコム、TUI Care Foundation、G Adventuresなど26団体が新たに署名した。
このプログラムは観光業界全体でプラスチックゴミを減らしていく取り組みで、今年1月に立ち上げられた。新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大する中でも、現在までに46団体が署名。観光業界にとってプラスチック公害への対処が喫緊の課題として認識されている。
UNWTOは、プラスチックの再利用は、観光地を保護するだけでなく、より持続可能なサプライチェーンを構築していく上でも重要なテーマとして位置づけ、今年はじめには、観光業界おけるプラスチック公害を避けるための推奨行動をまとめた。その後、改訂を行い、新型コロナウイルスからの回復計画を進めていくうえでの基本的な考え方としている。