大韓航空は営業黒字を確保、ワクチンなど貨物輸送に支えられる航空各社、ネットショッピング増加も追い風に

世界的なデータ分析会社グローバル・データ社は、2020年第4四半期の航空会社の営業状況について、クリスマスシーズンのオンラインショッピングの拡大とワクチン輸送の需要によって、貨物輸送が増加すると見込まれることから、損失額は当初予想よりも減少するとの見通しを示した。

同社の調査によると、世界の航空会社の決算報告書の中で、「Cargo」という記述が2020年に約18%も増えていることから、各社とも旅客輸送に代わる収入源として力を入れていることが伺えるとしている。

今年これまでに、Flybe、ヴァージン・オーストラリア航空、LATAMなどが破綻に追い込まれたが、一方で大韓航空は、旅客需要が壊滅的な打撃を受けるなかで、仁川空港を物流ハブとして貨物輸送収入を増やすことに成功。第2四半期と第3四半期では営業黒字を確保した。

また、ルフトハンザ航空も今年9月までの貨物事業の収入が前年比で約4%増加したほか、ユナイテッド航空も今年第3四半期の貨物収入は前年同期比で約50%増と好調に推移している。

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