米国、旅行者に出発前と帰宅後の検査を推奨、陰性なら隔離期間を7〜10日間に短縮へ

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、感染者と濃厚接触した場合の自主隔離期間を定めたガイドラインを改訂した。14日間隔離とされていた期間が、検査の結果が陰性であれば、7日間から10日間に短縮する。

一方で、CDCは、隔離期間を短縮するリスクは低いとしながらも、クリスマス休暇を控え、安全のためには外出しないことが最良の方法と改めて忠告。11月下旬の感謝祭の休日では、旅行を控えるように呼びかけたものの、多くのアメリカ人がこれを無視した。CDCでは、この結果は、今後1週間から10日後に表れると警戒を強めている。

CDCのシンディ・フレイドマン博士は、「最も安全な方法は、旅行を延期し、家にいること。感謝祭期間の旅行者は非常に多かった。たとえ旅行による感染者が少なくても、新たに何十万人もの人に感染させる恐れがある。旅行はウイルスをコミュニティに拡散させるものだ」と警告している。

そのなかで、CDCとしては、旅行を決めた人に対して、出発の3日前までに検査を受け、帰宅後3日から5日の間にもう一度検査を受けることを考えるべきだとしている。もし、帰宅後の検査を受けないのであれば、1週間から10日間は不要不急の外出を自粛すべきだとしている。また、旅行中もマスク着用、ソーシャルディタンスの確保、手洗いなど基本的な対策を継続することの重要性も強調している。

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