日本政府観光局(JNTO)によると、2020年11月の日本人出国者数(推計値)は、前年の164万人から大幅に減少し、前年比98.1%減の3万700人となった。
日本政府は11月1日、条件を満たす日本人や在留資格を有する外国人に対する短期出張時の14日間待機を緩和。米国ハワイ州では、ハワイ到着後の自己隔離免除のための事前検査プログラムを行なう提携医療機関を増加するなど、わずかでも出国者数が増加する要素があったが、増減率は前月10月と変わらなかった。
航空データOAG社のデータで日本発の国際線実績をみると、国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数が前年比86.5%減の2804便、提供座席数が86.8%減の64万1138席で、前月と同水準の推移となっている。
直近の日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。