テレコムスクエアは、日本でも海外でも使えるeSIMの提供を開始した。レンタル事業者がeSIM対応データプランを販売するのは初めて。初期費用、月額料金なしで、料金は74カ国で利用可能のグローバルパスが30日/1GBで2367円、日本専用パスが30日/1GBで947円など。
同社はウィズコロナ、アフターコロナにおける海外渡航回復時に、国内と国外とを問わないシームレスなデータ通信ソリューションとして、いち早く対応したいなどとしている。
eSIM(embedded Subscriber Identity Module)とは、モバイル携帯端末の本体にあらかじめ組み込まれたハードウェアで、通信回線の契約から開通、利用開始までの手続きすべてが遠隔・デジタルで完了できる。ショップでの手続きやSIMカード購入といった手間が不要。特に海外では、SIMロックフリーの端末を携行して現地のSIMカードを購入のうえ入れ替えたり、モバイルWi-Fiルーターを携行したりする手間や費用が軽減され、通信料金も安価で利用できるのがポイントだ。日本専用プランは月末に月間の通信容量を使い切ってしまう“ギガ不足”時の利用などを見込む。