広島県江田島市でMaaS実証、乗り放題タクシーと海上タクシーの組合せ、海事観光の促進や新しい移動のあり方検証

広島県江田島市で2021年2月1~14日の期間中、島民・観光客の新しい移動手段確保を目指し、乗り放題タクシーと海上タクシーを連携させた実証実験が行われている。

人気観光地の宮島から江田島への定期航路がなく、広島湾エリアを周遊しにくいほか、高齢化が進み地域公共交通を維持することが難しくなっていることなどが背景。広島湾域の海上タクシーと江田島市内のタクシーを組み合わせたうえで、事前チケット受け取りやキャッシュレス決済に対応することで、アフターコロナ時代の海事観光促進や新しい移動のあり方を検証する。

この取り組みは、広島県が推進する「ひろしまサンドボックス」採択事業「海の共創基盤」~せとうちマリンプロムナード~の一環。事前登録者を対象に、広島湾域でオンライン予約な海上タクシー、江田島市内で期間限定のタクシー乗り放題を利用できるようにする。また、MaaSアプリ「horai」で広島湾域の観光スポットを閲覧し、選択したスポットを周遊する旅程を組み立てることができる。旅程に含まれる海上タクシー、乗り放題タクシーのキャッシュレス決済も可能だ。

なお、これらのサービスは、ピージーシステムのプラットフォームを介して、scheme verge提供のMaaSアプリ「horai」と電脳交通のタクシー配車システムを連携することで提供する。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…