観光庁が発表した主要旅行業者46社・グループの旅行取扱額(速報)によると、2021年1月の総取扱額は前年同月比87.4%減の383億4609万円となった。緊急事態宣言が発出され、GoToトラベル事業の一時停止も延長されたことから、前月の同64.6%減からさらに悪化した。
国内旅行は、12月は同38%減まで回復していたが、同80%減の342億9870万円に大きく落ち込んだ。海外旅行は同96.5%減の42億7132万円、外国人旅行(インバウンド)は同98.1%減の2億7606万円だった。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行/パッケージツアー)については、国内旅行の取扱額が同85.4%減の91億3670万円で、12月の同33.1%から大きく悪化。取扱人数も同86.2%減の29万731人だった。海外旅行は169万円で取扱人数はゼロ。外国人旅行は取扱額、取扱人数ともゼロ。
なお、旅行会社別にみると、最も取扱額が多かったのは、JTB9社で同83.4%減の166億2350万円。前月の同64%減の490億円から大きく落ち込んだ。そのほか、エイチ・アイ・エスが同96.7%減の9億6085万円、KNT-CTホールディングス13社が同90.6%減の29億5561万円、日本旅行が同85.5%減の42億5499万円、阪急交通社3社が同98.7%減の3億5666万円、ジャルパックが同84.9%減の18億482万円、ANAセールスが同86.3%減の16億170万円。