国際航空運送協会(IATA)とヨーロッパの医療診断サービス大手のUnilabs社は、同社の新型コロナウイルス検査ネットワークをデジタル健康パスポート「IATAトラベルパス」に組み込むことで合意した。これにより、UnilabsによるPCR検査結果を「IATAトラベルパス」で管理できるようになる。
テスト結果を「IATAトラベルパス」にアップロードすると、IATA Timaticに登録された各国の入国要件と照合したのち、旅行許可を示す「OK to Travel」ステータスが出される。利用者は、自身のステータスとデジタル検査証明書を入国管理当局、空港、航空会社と共有することで、スムーズな出入国が可能になる。
両者は現在、アラブ首長国連邦(UAE)でパイロット試験を実施しているところ。
Unilabsは、PCR検査に加えて、抗原検査、血清検査も提供しており、これまでに17カ国で1000万件以上の新型コロナウイルス検査を実施してきた。