JR東日本グループ、不動産アセットメント事業参入、私募ファンド組成を加速

東日本旅客鉄道(JR東日本)が不動産アセットマネジメント事業に参入する。ジェイアール東日本ビルティング、みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)とともに、「JR東日本不動産投資顧問」を2021年4月28日付で設立した。

JR東日本沿線を中心に不動産投資を行うファンドを組成し、JR東日本グループが持つ不動産の開発・運営ノウハウと、みずほFGが有する金融ノウハウを融合したサービスを展開する。投資エリアのまちづくりを通じて不動産価値の最大化を目指す。

不動産事業の強化を通じて生活サービス事業の成長を図り、今後、ファンドへJR東日本グループの開発・所有物件を組み入れる。従来の「長期保有型ビジネスモデル」の一方で、獲得資金を成長分野へ再投資する「回転型ビジネスモデル」を構築し、資金効率を向上させながらグループのさらなる成長を目指す。私募ファンドの組成を加速し、数年で1000億円規模への拡大を目指す。並行して不動産投資法人「(仮)JR東日本リート」の組成も検討する。

今後、免許の取得・登録を行い、2021年度下期までの事業開始を目指す。2025年度には運輸セグメントと、生活サービス、 IT・Suicaなどその他セグメントの営業収益の比率を6対4にするとともに、早期に5対5にしていきたい考え。

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