ハイアット、高級リゾート運営会社を27億ドルで買収、会員プログラムや旅行販売事業も、10カ国3万3000室以上を傘下に

ハイアット・ホテルズ・コーポレーションは、 KKRおよびKSLキャピタルパートナーズの関連会社からアップル・レジャー・グループ(ALG)を買収することで最終合意に達したと発表した。ALGは高級リゾートマネジメントサービス。買収金額は 27億ドル(約2970億円)。買収は2021年の第4四半期に完了する見込み。

今回の買収には、ALGの会員制プログラム「Unlimited Vacation Club」、旅行販売事業の「ALG Vacations」、デスティネーション・マネジメント・サービスおよびトラベル・テクノロジーの資産も含まれる。 

取引完了後は、ALGの事業は現在ALGの最高経営責任者であるアレハンドロ・レイナル氏とその経営陣が引き続き指揮を執る。また、レイナル氏はハイアットの経営陣の一員となり、ハイアットのマーク・ホプラメジアン社長兼最高経営責任者の直属となる。

ALGのホテルは、 10カ国で客室数3万3000室以上。 2007年に9軒だったリゾートは2021年末には約100施設にまで拡大し、24件の契約が成立しているほか、開発中のホテルも多数ある。

※ドル円換算は1ドル110円でトラベルボイスが算出

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