エアビー、アフガン難民2万人に一時的な住居を提供、チェスキーCEO自ら資金援助、難民支援基金も立ち上げ

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エアビーアンドビー(Airbnb)は、混乱が続くアフガニスタンからの難民約2万人に対して、一時的な宿泊場所を提供すると発表した。資金は、Airbnbと同社CEOのブライアン・チェスキー氏からの寄付で賄われ、同社傘下の非営利団体airbnb.orgを通じて提供される。

チェスキー氏は「私の望みは、Airbnbコミュニティーが約2万人のアフガニスタン難民に対して、安全な場所を提供するだけでなく、再出発できる場所を提供すること。彼らを暖かく迎えたい」とコメントしている。

Airbnb.orgは先週、国際救援委員会(IRC)やHIAS、チャーチ・ワールド・サービス(CWS)といった人道支援組織が受け入れるアフガニスタン難民1000人に対する緊急資金援助を実施。また、先週末には、アメリカに到着した難民165人に安全な住宅を提供した。今後、さらに提供体制を拡充するため、Airbnbのホストに向けて、支援方法などの詳細を発表する予定。

Airbnbはこれまでも、ホストに対して「危機に陥った人々」への支援を呼びかけてきた。過去4年にわたって、米国特別移民ビザプログラムの適用者を含めて約2万5000人の難民を支援。今年初頭には、支援をさらに拡大するために250万ドル(約2億7500万円)の難民支援基金の立ち上げも発表している。

※ドル円換算は1ドル110円でトラベルボイス編集部が算出

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