タビナカ予約のクルック社、グーグルの検索予約と連携する観光事業者向けプラットフォームを提供、日本語を含む多言語で

タビナカ予約のKlook(クルック)は、グーグルとの連携によって、旅行事業者向けに「Google Things to do」プラットフォームの提供を開始した。クルックのパートナーであるアクティビティやアトラクションの運営事業者が、「Google Things to do」上で自社ブランドロゴを配置した公式サイトとして表示されること、そこからの予約や決済にいたる動線を支援する。

「Google Things to do」は、グーグルがアクティビティやアトラクション分野で導入している予約検索表示機能。ユーザーが世界中のアクティビティやアトラクションを検索し、価格を比較できる。また、アクティビティやアトラクションの運営事業者のウェブサイトを通じて、リアルタイムで更新される商品の空き状況を確認・予約することもできる。

今回、クルックが提供する観光事業者向けのプラットフォームは、事業者に対してAPI連携から決済までの技術を提供。具体的には、複数の決済方法と通貨によるオンライン決済を支援する事業者の専用予約ページを作成し、それを「Google Things to do」と統合する。利用のためには、同社との契約が必要で、事業者との合意に基づく手数料が予約ごとに発生する。

サイト遷移のイメージ(同社提供の資料より)

現在のところ、英語での開始をしているが、近日中には日本語を含む多言語での利用が可能になるという。クルックの事業者との連携は、2021年上半期に前年同期比で185%増加。日本では、宇都宮動物園やよみうりランド遊園地などが新たに加わった。 

なお、グーグルはタビナカ分野の検索・予約機能で2021年8月に「Googleで予約(Reserve with Google)」でのツアーとアクティビティの取り扱いを中止。タビナカ予約検索機能は、「Google Things to do」に一本化している。

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