冬ボーナスの使い道トップは「貯金」、「宿泊伴う旅行」は6.7%で過去8年間で最低、遠出より近場で楽しむ傾向か

ロイヤリティ マーケティングが実施した「冬のボーナスの使い道」に関する調査で、「旅行」(宿泊を伴う)は6.7%とトップの「貯金・預金」(37.8%)に続く2位だったが、8年目の調査で過去最低となったことが分かった。調査は「Pontaリサーチ」を通じて2021年9月29、30日に実施。回答者数は男性、女性×年代別(20・30・40・50・60代以上)の各10セルで300サンプルずつ、計3000人だった。

冬のボーナスの使い道上位10位のうち、過去調査と比較して割合が最も低いものと高いものをみると、「旅行(宿泊を伴う)」(6.7%)は過去最も低く、「食品(ふだん食べるもの)」(5.3%)、「食品(お取り寄せなど、特別なもの)」(3.3%)、「投資信託」(2.4%)、「旅行(日帰り)」(2.2%)は最も高い割合となった。

同社によると、コロナ禍で外出を控え、自宅での食事機会が増えているほか、旅行については、遠出して宿泊するのではなく、近場での旅行を楽しみたいという気持ちが働いているのではないかという。さらに、同じコロナ禍だった2020年の6.9%よりも低く、GoToトラベル再開の見通しが立ってないことも少なからず影響を与えていそうだ。

「Pontaリサーチ」調べ

また、冬のボーナスの使い道の1位となった「貯金・預金」(37.8%)について、支給される金額のうち、どの程度貯金・預金したいかを聞いたところ、支給金額の半分以上と答えた人が全体で58.7%に上った。用途については、全体で1位「老後の生活への備え」(56.2%)、2位「将来の消費への備え」(47.6%)、3位「収入の変化への備え」(33.4%)の順。節約志向別でも、用途の順位は同じだったが、節約したい派では「収入の変化への備え」(37.2%)が、節約したくない派(21.7%)よりも高く、15.5ポイント差となった。

なお、冬のボーナスの支給金額については、「20万円~40万円未満」が23%で最多。「40~60万円未満」(20.3%)、「20万円未満」(19.5%未満)が続いた。

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