世界の航空提供座席数、2021年は2019年比35%減、オミクロン株の影響大きく、2022年1月も減少傾向

航空データを提供するOAG社によると、2021年の世界の提供座席数は2019年の87億席から35%減少し57億席となった。前半は、中国、米国、ロシアなどで国内線が回復したことから2019年比で80%まで回復したものの、後半はオミクロン株の出現によって再び減少に転じた。

2021年12月の実績は、2021年前半に計画されていた座席数から約1140万席減少。2022年1月も前年同月の2億4650万席からは増加するものの、50%増の3億6640万席にとどまる見込み。

2022年1月第1週を見ると、世界で約8400万席が提供される計画。前週からは増加するものの、前年同週と比較すると22.2%減になる。このうち、東南アジアが最も減少率が高く前年同週比53.6%減の約500万席。北東アジアは同24.7%減の約1870万席。北米は同11.6%減の約2030万席、西欧は同24.7%減の約1860万席。

主要市場別に見ると、第4位の日本は同31.1%減の約280万席。1位の米国は同9.8%減の約1895万席、2位の中国が同14.6%減の約1420万席、3位のインドが同10.9%減の約390万席。トップ20の中で、メキシコとコロンビアのみが前年同週の実績を上回る。

OAGブログより航空会社別では、トップ20のうちANAは同29.2%減の約96万席、JALが同14.6%減の約90万席。トップはアメリカン航空で同4.6%減の約463万席。トップ20の中では、ライアンエア、インディゴ、スピリット航空、ウィズエアが前年同週の実績を上回る。

OAGブログより

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