2022年1月5~18日の期間、大分県由布市湯布院町で観光地の渋滞緩和に向けたパーク&ライドの実証実験が実施される。オートバックスセブン社が大分県の次世代モビリティサービス導入推進事業を受託した。
由布市湯布院町にはコロナ禍前、年間約380万人の観光客が訪れており、観光シーズンには観光客による交通渋滞が住民生活にも影響を及ぼしていた。由布院盆地郊外の駐車場から自家用車以外の交通手段に乗り換えて中心部に向かう「パーク&ライド」を実施することで、コロナ収束後の客足回復を見すえた渋滞緩和を検証する。
具体的には、アプリ上で中心部への乗り換え交通手段の情報や付近の駐車場の空き情報、抜け道などを提供。AIカメラによる駐車場の満空状態をアプリで確認できるようにし、空いている駐車場へ向かうことで渋滞に巻き込まれず駐車できるか検証する。また、駐車場からの移動手段として、電動キックボードやIoTプッシュボタンを用いたタクシー配車サービスを提供し、ラストワンマイルの移動の多様性も検証。渋滞の解消による観光客の満足度向上を目指す。