沖縄県への修学旅行、感染拡大でキャンセルが急増、1月は4校、今春以降にも影響

沖縄県観光コンベンションビューロー(OCVB)によると、新型コロナウイルスの感染拡大で県内への修学旅行のキャンセルが相次いでいる。2022年1月は116校2万4510人(2021年12月7日時点)を予定していたが、最終的には4校に終わった。

OCVBによると、オミクロン株の急速な感染拡大により、1月以降の催行中止または方面変更が増加。中・高2年生時に延期され、3年生での催行を検討してきた学校がもあったものの、年度末でさらなる延期も難しい状況が見られたという。また、2022年春以降についても、方面変更を理由に取り消しが増加傾向にあり、6月までのキャンセルも出ている。

昨年の実績は、2021年4月~12月が284校5万4824人。4月~9月が27校4727人、緊急事態宣言などが解除された10月~12月は257校5万97人と回復傾向にあった。

沖縄県およびOCVBでは今後の修学旅行の回復に向け、1月27日と28日に沖縄修学旅行オンライン説明会をオンラインで実施。観光協会、民泊、自然体験、見学・学習施設などが出展し、沖縄県の現状報告や各出展者のプレゼンテーションを行う。

このほか、2月にはアドバイザーの派遣、沖縄修学旅行の模擬体験を提供。今年1月の台湾に続き、3月1日には香港でも教育関係者向けのオンラインツアー を実施する。

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