OTAのホッパーは、同社アプリで短期ホームレンタル(民泊)を扱う「ホッパー・ホームズ(Hopper Homes)」を立ち上げた。アプリユーザーへの聞き取りから、透明性のある価格と柔軟性のある予約が可能なホームレンタルの需要が高いことから、新たな宿泊オプションとして立ち上げを決めた。
ホッパーの主要ユーザーは、ジェネレーションZやミレニアム世代。同社調査によると、ユーザーの40%がホテルよりもホームレンタルを好み、24%が両者に違いはないと回答。また、44%が2人以上の予約をしていることから、ホームレンタルの需要は高いと見ている。
また、ユーザーは、個人宅のレンタルについて、追加料金などで価格に透明性がないことや、キャンセルや支払い期限に柔軟性がないことに不満を抱いているという。
ホッパー・ホームズでは現在すでに世界で200万軒以上のホームレンタル在庫を提供している。検索では、場所、寝室数、アメニティ、価格などのフィルターを用意。さらに、予約が即確約できるインスタント・ブッキング機能も搭載した。
今後数ヶ月以内に、同社が得意とするフィンテックを活用した価格予測やより柔軟なキャンセルポリシーなども提供していく。さらに、同社のロイヤルティ・プログラム「キャロット・キャッシュ(Carrot Cash)」の適用も開始する。このプログラムは、貯めたキャッシュポイントを次回の旅行で利用できるもの。
現在ところiOSのみでの提供だが、今後数週間以内にアンドロイドでの提供も始める予定だ。