エイチ・アイ・エス(HIS)は2021年12月の旅行取扱高を発表した。合計は前年同月比16.7%増、前々年同月比89.4%減の42億8340万円。
そのうち、海外旅行は引き続き全⽅⾯における企画旅行の催行を中止。そのため、前年同月比61.5%増、前々年同月比97.7%減の8億1326万円と厳しい状況が続いた。
国内旅行は、各自治体による県民割適用の拡⼤もあり、宿泊プランやバスツアーをはじめとする近距離旅行が牽引。ホテル取扱数の強化により、ダイナミックパッケージが堅調に推移した。また、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとの直契約による自社主催ツアーなど、国内旅行商材の仕入強化による新規顧客を獲得した。その結果、前年同月比9.6%増、前々年同月比0.5%増の34億6249万円となった。
訪日旅行は、外国人新規入国の原則停止が継続されたことで、前年同月比16.8%増、前々年同月比99.6%減の768万円。
なお、発表された月次取扱高は、エイチ・アイ・エスと同グループ 5 社(オリオンツアー、クオリタ、クルーズプラネット、ジャパンホリデートラベル、エイチ・アイ・エス沖縄)の社内取引を相殺した取扱高の合計。