アジア太平洋観光協会(PATA)は、新たに観光地の回復力を高めるプログラムとして「ツーリズム・デスティネーション・レジリエンス(TDA)プログラム」を立ち上げた。今後、海外旅行の再開に向けて、感染対策やサステナビリティを重視するデスティネーションが選ばれるとの予測から立ち上げたもの。新型コロナウイルスへの対応だけでなく、今後起こりうる危機への準備を促す。
PATAでは、コロナ禍によって、世界のツーリズム産業やでデスティネーションは、健康対策と経済対策とを両立する方法を持っていなかったと指摘。そのうえで、TDAでは、危機への対応、観光モデルの再考、回復のための戦略など危機後の計画に向けた包括的な方法を指南している。
また、観光の専門家に向けて、将来直面すると予測される課題に対して、回復力がの強い持続可能な観光ビジネスのあり方を提言している。