HISのGW国内予約が26%増、1位は沖縄、ホテル滞在やテーマパーク人気

エイチ・アイ・エス(HIS)が、2022年のゴールデンウィーク期間(2022年4月29日~5月5日)の予約状況と旅行動向を発表した。

これによると、国内旅行の予約は、全体で前年比26%増。緊急事態宣言中だった昨年に比べ、今年は県民割・ブロック割の実施で需要が緩やかに回復しているが、コロナ以前のレベルには至っていない。都道府県別のランキングは1位に沖縄県(同19%減)、2位に北海道(同34%増)、3位に大阪府(同339%増)の順。沖縄は本島が減少し、宮古島や石垣島などが前年を上回った。沖縄では高級ホテルが選ばれる傾向が強くなっており、HISではホテルでの滞在を重視した需要が強いとみている。

このほか、3位の大阪府に次いで、4位にはハウステンボスのある長崎県(同58%増)も入っており、テーマパークを目的にした需要も増えている。伸び率ランキングでも、1位にアドベンチャーワールドのある和歌山県(同625%増)、2位に入場制限が緩和されたディズニーリゾートのある千葉県(同440%増)が入った。

今年の国内旅行の予約動向では、予約の時期の間際化傾向もみられる。コロナ以前まではインバウンドの活況を踏まえ、国内旅行の予約も出発日の1カ月~2カ月前など早期化していたが、今年は感染状況を確認しながら予約する人も多く、4月以降も予約が伸びているという。

なお、HISでは海外旅行の予約者数ランキングも発表。1位はツアーを再開したハワイ(同288%増)、2位がバンコク(同536%増)、3位がマニラ(同400%増)だった。

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