ハワイ、「ウクレレフェスティバル」が50年以上の歴史に幕、最終回はオンラインで世界同時に演奏

ハワイで恒例となっている「ウクレレフェスティバル・ハワイ」が、2022年7月17日19~20時(ハワイ時間)の第52回開催を最後に、幕を下ろすこととなった。これまでカピオラニ公園で実施してきたが、最終回はバーチャル形式で開催。国内外のミュージシャンやグループによる演奏、無料のオンラインウクレレワークショップ、プレゼントなどを予定している。

バーチャル形式での開催となるため、オンラインで世界中の人たちと同時に同じ曲を演奏する企画もある。司会は設立者のロイ・サクマ氏と人気ウクレレ奏者ジェイク・シマブクロ氏が担当。フェスティバル開催に先立ち、7月10日9時半~12時半(ハワイ時間)に、無料のウクレレ・ワークショップもオンラインで開催する。

第1回ウクレレフェスティバルが開催されたのは1971年。ハワイの公式楽器にも指定されているウクレレの魅力を世界に発信しようと、ロイ・サクマ氏とキャシー・サクマ氏夫妻が企画した。以降、地元ハワイだけでなく、北米やアジア、オセアニアからミュージシャンが集う、ハワイ最大のウクレレイベントに成長した。

今年で幕を下ろす理由は、52年にわたりフェスティバルを運営してきたサクマ夫妻が体力的に難しいと判断したため。広報担当者によると、今後、非営利団体としての「ウクレレフェスティバル・ハワイ」は存続し、ウクレレ普及活動や奨学金プログラムなどを通して地域社会に貢献していくという。

ウクレレフェスティバル・ハワイ

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