東日本大震災の被災3県を「訪れたくなる文学賞・映像賞」を新設、受賞作品は観光PRで活用

岩手・宮城・福島県を訪れたくなる文学・映像作品を募集する「岩手・宮城・福島MIRAI文学賞・映像賞」が設立された。2022年5月1日～11月30日の期間、作品を募集し、受賞作品は3県の観光PRに活用される。

東日本大震災から11年が経ち、被災3県でも新しいヒト・コト・モノが生み出されるなか、記憶を風化させずにさらに未来を志向するため、「未来を担う若者に地域の魅力・希望・未来を切り取ってもらい、文字と映像の力で 3 県を訪れる人が増えることを期待したい」としている。地元自治体や地元紙などが後援する。

実行委員会は石巻専修大学、岩手大学のほか、東北大学大学院医工学研究科永富良一教授や若手社会人により構成される「ONE TOHOKU HUB」など、東北の次世代を担う若者を中心に構成。選考は実行委員会から依頼した各界の有識者により審査され、受賞作品は公式ホームページでの公開や3県の観光 PRの活用を予定している。また、継続的に人が訪れる仕組みを構築するため、複数年での実施を計画している。

岩手・宮城・福島に足を運びたくなることをテーマとした未発表作品が対象。ジャンル不問で、文学賞は1万2000字以内、映像賞は3～5分以内。応募資格は18～33歳まで（高校生不可）。賞金は総額200万円だ。