国連世界観光機関(UNWTO)は、2021年11月の国連気候変動会議(COP26)で採択された観光における気候変動対策に関するグラスゴー宣言に署名した企業・団体の数が538に達したと発表した。世界のDMO、旅行団体、ツアオペレーター、旅行会社、宿泊施設などが署名。最近では、エクスペディア・グループ、ブッキング・ホールディングスのほか、旅行情報など扱う多国籍メディアのコンデナスト社も署名した。
グラスゴー宣言では、2030年までに観光分野でのCO2排出量を半減させ、遅くとも2050年までにネットゼロを達成することを組織に要求する自主的な取り組み。署名後12か月以内に気候行動計画を提出する(または現行の計画を更新する)ことが求められている。