日本製鉄の不動産会社、長期滞在ホテルの開発・運営事業に参入、客室7割が3人以上の部屋、訪日客や家族旅行狙う

日鉄興和不動産は、新規事業としてレジデンシャルホテルの開発・運営事業に参入する。レジデンシャルホテルとは長期滞在用のホテル。訪日外国人や国内ファミリー、グループ旅行など、長期・多人数での宿泊ニーズ取り込みを図る。

ブランド名は「& Here(アンドヒア)」シリーズとして展開する。2024年1月、東京・上野に第1号ホテル「(仮称)&Here 上野(アンドヒア上野)」の開業を予定。また、今後開発するホテルの運営を担う100%出資子会社「NSKREホスピタリティ」を7月1日に設立した。

 「& Here(アンドヒア)」は客室のうち、7割程度をトリプル以上で構成。ベッド以外でくつろげる場所として、ソファスペースや和室などを設けるほか、ミニキッチン、冷蔵庫、電子レンジ、ダイニングテーブル、ランドリーなど、長期宿泊のための各種設備を用意する。

第1号ホテル「(仮称)&Here 上野(アンドヒア上野)」は、JR上野駅から徒歩7分、東京メトロ千代田線湯島駅から徒歩2分に位置。全145室で、最上階には露天風呂付大浴場を備える。1階にはホテルラウンジとカフェスペースに加え、個室ブースのワーキングスペースを計画している。今後、東京で1件、大阪で1件の用地を取得しているという。

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