成田空港、国産SAF(持続可能な航空燃料)の供給施設を整備、国内初の取り組みとして直接搬入

成田空港は、持続可能な航空燃料(SAF)の受入体制の一環として、新たに第2給油センターに陸上搬入施設を整備した。この施設を利用してユーグレナ社が2022年9月16日に、実証製造された国産SAF「サステオ」を搬入する予定。国内で実証製造されたSAFがハイドラントシステムによって航空機へ供給されることは、国内初の取り組みとなる。

通常のジェット燃料や輸入SAFは千葉港頭石油ターミナルにタンカーによって搬入され、パイプラインによって成田空港まで輸送されるが、この施設を利用することで、実証製造された少量のSAFであってもタンクローリーにより成田空港へ直接搬入することが可能となる。

日本では、2030年までに日系エアラインの使用する燃料のうち 10%をSAFに置き換えることが目標として掲げられているが、国産SAFは未だ商業段階の製造に至っておらず、国内でさまざまな企業が製造の実証試験に取り組んでいるところ。

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