ANAグループは、NTTコミュニケーションズおよび羽田みらい開発と連携し、「アグリ・スマートシティ」の実現を目指した実証実験を開始する。アグリ・スマートシティとは、飛行機とICT(情報通信技術)を使い、地域と都会の人とモノを最速でつなぐことで、地域に住みながらリモートワークによる都会の仕事と農業など地元の仕事を両立する新たなライフスタイルを実現する街のこと。
第1弾の実証事業地域は香川県高松市。開始にあたって、モニター参加者を募集する。募集期間は2022年10月14日まで。実施期間は2022年10月15日~12月18日。求人募集中の農業者での仕事やお試し就農制度を活用した体験機会も提供する。
アグリ・スマートシティでは、大都市への人口一極集中、地域の過疎化、農業などの一次産業の衰退、イノベーションが生まれにくい環境、幸福度の低下などの課題解決を目指す。
ANAグループは今後、「アグリ・スマートシティ」実証事業地域を拡大し、全国の一次産業の支援、地域の課題解決、関係人口の拡大などに取り組んでいく考え。