ANAホールディングス社長の芝田浩二氏が、2022年10月11日からの水際緩和、全国旅行支援開始を受け、コメントを発表した。国際線は予約が好調で、今後は運航規模の回復させていく考え。国内線では10月8日から3連休の予約がコロナ禍に入ってから最高になる見込みであることを明かした。芝田氏は水際対策緩和や全国旅行支援の開始を「日本にとって大きな転機」と喜びを示している。
海外発国際線予約が加速
ANAホールディングスによると、国際線の2022年12月~2023年1月搭乗分の2022年9月24~30日の1日あたり予約数(7日間平均)は、9月5~11日と比較して、日本発が2倍、海外発は5倍となるなど好調だ。
9月22日に岸田文雄首相が水際対策緩和を発表したことで、特に海外発予約の増加が加速した。また、水際対策緩和初日から1週間にあたる10月11~17日の海外発日本行き予約数は、10月4~10日と比較して約3割増加したという。
国内線については、10月8~10日の3連休の国内線旅客数は前年同期の約2倍となる見込み。沖縄、九州、北海道などが好調で、最終日10月10日は約14万人とコロナ禍最多を更新する見込みだという。