2022年10月11日から訪日外国人に対するビザ免除の再開、入国者上限の撤廃、個人旅行(FIT)の解禁が実施されることを受けて、オンライン旅行会社の検索動向から訪日旅行への関心が急速に高まっていることがみてとれる。
エクスペディアによると、水際対策の大幅緩和が発表された9月22日以降、日本へのフライトの検索数が49%増加、ホテル検索数が29%増加した(9月22日の政府発表後の3日間の検索結果の平均値と、発表前の過去7日間の検索結果の平均値を比較した数値)。
特にアジア諸国でその傾向が顕著に表れ、香港では日本へのフライト検索数が12倍、ホテルの検索数も11倍に増加。シンガポール、台湾ではフライト検索数、ホテル検索数とも3倍。タイではフライト検索数が3倍、ホテル検索数が4倍に増加した。
また、エアビーアンドビー(Airbnb)でも同様の傾向が見られ、発表後9月23日に日本のリスティングを検索したユーザーの居住国・地域では、韓国がトップとなり、米国、香港、オーストラリア、シンガポールが続いた。このほか、トップ10には台湾(6位)、タイ(7位)が入り、アジアでの関心の高さが伺える結果となった。
一方、9月23日に最も検索された日本国内の都市名は大阪。次いで、東京、新宿、渋谷、福岡、京都、札幌、沖縄、ニセコが続いた。
このほか、現地体験予約のKlookでも、日本、香港、台湾が観光客受け入れを再開してからは関心が高まっているという。特に日本の国境再開が発表されて以来、日本の旅行商品の検索が10倍に増加。特に、台湾、香港、シンガポールでの検索が急増している。