グーグルは、日本全国の18歳~75歳の男女3万人を対象に、2022年9月30日~10月2日にかけて、旅行意識調査を実施した。調査対象のうち77%が「1 年以内に国内旅行に行きたい」と回答。一方、海外旅行は32%にとどまった。
調査のうち、旅行情報の取得については、「直感的に見れる画像」を好む人が71.5%となり、「詳しいテキスト情報」を好む人の64.7%を上回った。しかし、半数は「どちらも大切」と回答しており、さらには画像派とテキスト派の割合は年代別で大きな差がないことも分かった。
また、取得した旅行のアイデアについて、「(いつか)旅行するときのためにストックしておく」が52.1%と半数を超え、「すぐに活用する(人に共有する、旅行の予定を立てる)」の38.8%を大きく上回り、SNS などで魅力的な旅先や宿などの画像を見つけると、とりあえず保存しておくといった行動が多い結果となった。
また、「旅行のアイデアを得るために参考にする情報源」としては、「ネット検索」「地上波のテレビ番組」「旅行予約サイト」が上位に挙がった。年代別では、「18歳~24歳」「25歳~34歳」では、「SNS」や「YouTubeの動画」「オンラインマップ」が全体平均を上回り、特に若年層において、直感的にわかりやすいビジュアル情報を求めている傾向が伺えた。
一人旅、友人・知人との旅行意向が大幅増
このほか、国内旅行の旅行形態では、過去1年間の「一人旅」経験者が9.5%だったのに対して、今後1年間の「一人旅」意向者は21.6%に増加。同じく、「友人・知人との旅行」も9.9%から22.5%に増加した。
なお、Google トレンドのデータでも「ひとり 〇〇」という検索は伸びており、2019 年の水準を上回った。
情報源については、「一人旅」意向者は、「ネット検索」に加えて「YouTubeの動画」や「オンラインマップ」が平均よりも多い傾向。一方で「友人・知人との旅行」意向者は、「家族・友人・知人からのクチコミ」と「SNS」が全体を上回った。