欧州の最新ホテル事情、独立系が減少傾向、4大チェーンが欧州市場をリード、新規建設の最大市場は英国

オンライン取引プラットフォームの比較分析を行う英国の「トレーディング・プラットフォーム・ドットコム」は、2022年に英国で新たに建設されるホテルは、欧州全体の15%を占め、ホテル開発では欧州最大の市場になっていることを明らかにした。

英国のホテル業界もパンデミックによって大きな打撃を受けたが、2022年の収益は全体では171億ドル(約2.4兆円)に達する見通しで、2019年比では10%減になるものの、2021年比では80%増と回復を見せている。

欧州市場では、英国に続き、ドイツ、フランス、ポルトガル、ポーランドがトップ5に入る。

欧州におけるホテル建設は4大ホテルチェーンがリードしており、そのうち最大のシェアを持つのがアコーグループで全体の16%を占める。また、ヒルトンとマリオットがそれぞれ12%、インターコンチネンタルが9%。

独立系ホテルと大手ホテルチェーンを比較すると、2021年の客室数は独立系が約255万室、ホテルチェーンが約172万室となっているが、独立系ホテルのシェアは年々減少しており、2015年の63%から2021年には60%になった。独立系ホテルが失った市場をホテルチェーンが埋めている構図が続いている。

※ドル円換算は1ドル138円でトラベルボイス編集部が算出

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