飲食店の「キャッシュレス派」は7割超え、ポイントが魅力、支払い方法トップはクレジットカード

リクルートの「ホットペッパーグルメ外食総研」はこのほど、飲食店でのキャッシュレス決済の利用実態と意向について消費者アンケートを実施した。調査は2022年10月18~31日に実施。有効回答数は首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女9731件だった。

これによると、飲食店での支払いは「ほぼ毎回、現金以外の支払い方法を利用している」と「現金以外の支払い方法の利用が多いが、時々現金で支払うこともある」の「キャッシュレス派」が71.5%で、「現金派」は28.5%にとどまった。「キャッシュレス派」が2019年3月調査時の52.9%から大幅に増加した。

「キャッシュレス派」は60代女性で最も割合が高く、30代女性(74.6%)が続いた。逆に、20代女性は最も「現金派」(32%)の割合が高かった。現在、現金以外で支払い可能な飲食店で、主に利用している支払い方法は、1位が「クレジットカード」(49.6%)、2位が「QRコード・バーコード決済」(27%)、3位は「交通系以外の電子マネー」(4.3%)だった。2019年比で「QRコード・バーコード決済」が若年層中心に急増した。

報道資料より

今後の支払い意向については、キャッシュレス決済を「利用したい」が88.3%と圧倒的多数。ポジティブな理由は1位が「ポイントキャンペーンなどの特典がある」(55.7%)、2位が「財布がスッキリする、身軽になる」(48.5%)、3位が「支払いが早く済む」(44.5%)だった。一方で、ネガティブな不安要素としては、1位「通信障害や停電などの非常時には使えなくなるリスクがある」(15.8%)、2位「現金しか利用できない店もある」(14.5%)、3位「使いすぎてしまうのが怖い」(14.1%)などが挙がっている。

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