ふるさと納税、利用者の過半数が「ファンになった地域がある」、一方で返礼品選びに物価上昇の影響も

ふるさと納税サイト「さとふる」は、先ごろ、ふるさと納税の利用実態に関するアンケート調査を実施した。返礼品選びに物価上昇の影響がみられたほか、ふるさと納税を通じ、過半数が納税した地域のファンになった地域があると回答するなど、地方創生に寄与している状況が浮き彫りになった。調査は2023年2月10~20日に実施。20代以上9343人から回答を得た。

まず、お礼品選びにあたり、42.4%が物価上昇の影響があったと回答。そのうち9割以上が「今後も普段使いの食材や日用品を選択したい(90.7%)」との考えを示した。お礼品のジャンル別では、魚介・海産物が56.8%でトップ、肉(53.9%)、果物・フルーツ(45%)が続き、雑貨・日用品も15.2%で6位に入った。旅行券・チケットは1.8%だった。

発表資料より

一方で、「ふるさと納税を通じ、ファンになった地域がある」と回答した人が55.4%と過半数を超えたほか、48.1%が「ふるさと納税を通じ、旅行したいと思う地域ができた」と回答。地域の特産品などの利用を通じ、訪問への意欲が高まっている様子がうかがえる。なお、2022 年10月に実施した自治体向けアンケートでは、ふるさと納税寄付者に求めることとして、63.2%が「地域への訪問」と答えている。

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