埼玉県の奥むさし飯能観光協会は2023年7月22日~8月31日の夏休み期間中、飯能河原の火気使用有料化事業を実施する。安心安全に飯能河原でバーべキューを楽しんでもらえるようにする試み。飯能河原での火気の使用に対して専用区域を設け、区域内の火気使用を有料とすることで、利用者に火の取り扱いに関する自覚を促すとともに、ゴミ処理や安全対策も強化する。
飯能河原は、都内から約1時間で気軽にアクセスできる立地。バーベキューや水遊びを楽しむことができる観光スポットとして人気を集めているが、新型コロナで各地の観光地が閉鎖された際には一時、オーバーツーリズムやマナー違反の利用者も増加。閉鎖する事態にまで追い込まれた。2022年には、奥むさし飯能観光協会と埼玉県飯能市が同様の有料化実証実験を実施したところ、火災発生や環境汚染を防ぐことができたため、今年も「飯能河原。いい塩梅。」と銘打ち、夏休み期間中は毎日営業することを決定した。
利用料金は1人1000円(小学生以下無料)。期間は問わず、直火でのバーベキュー、9~17時以外の入場、宿泊、花火などは禁止。