日本政府観光局(JNTO)によると、2023年6月の日本人出国者数(推計値)は70万3300人だった。前月(67万5661人)から約3万人増え、3カ月連続で増加傾向となったものの、2019年同月比では53.8%減(2019年6月の実数は152万993人)。コロナ前の半分に及ばない。
航空データOAG社よると、2023年6月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数が2019年比30.7%減の1万4858便(6585便減)、座席数は28.8%減の347万7216席(140万9017席減)。コロナ前の7割前後にまで回復している。
空港別でみると、羽田空港は便数(3830便)、座席数(92万9663席)で、主要6空港の中で唯一、2019年実績を上回った。福岡空港も便数(1474便)、座席数(30万3983席)で、2019年の9割弱まで回復している。
日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。