日本政府観光局(JNTO)によると、2023年5月の日本人出国者数(推計値)は67万5700人だった。前月(56万178人)より約11万人増加。2019年同月比では53%減(2019年5月の実数は143万7929人)でコロナ以前の5割にも達していないが、減少幅は2023年1月(69.5%減)以降、小さくなっている。
航空データOAG社よると、2023年5月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、2019年比では便数が32.5%減の1万4941便(7201便減)、席数は30.5%減の350万8907席(154万2113席減)で、コロナ以前の7割弱程度にまで回復。残念ながら日本人旅行者の動きは、便数・提供座席数の回復度合よりも弱い。
空港別でみると、羽田空港では便数が3818便となり、主要6空港の中で唯一、2019年実績(3604便)を上回った。提供座席数は92万7755便で、2019年実績(93万793席)とほぼ同水準となっている。
日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。