エクスペディア、新会員制度「One Key」のサービス発表、航空券の価格追跡サービスも提供、差額は独自通貨で返金

エクスペディア・グループは、新しいロイヤリティ・プログラム「One Key」のサービス内容を正式に発表した。One Keyは、エクスペディア（Expedia.com）とホテルズ・ドットコム（Hotels.com）の会員プログラムを統一し、バケーションレンタルのバーボ（Vrbo）も加えるもの。米国に続いて、2024年からグローバル展開していく。

One Keyのステータスは、「ブルー」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4つ。「ブルー」は無料で登録が可能。「シルバー」は1年以内に5つの旅行素材の予約、「ゴールド」は1年以内に15の旅行素材の予約、「プラチナ」は1年以内に30の旅行素材の予約で、それぞれ獲得できる。

例えば、ホテルに2泊し、レンタカーを3日間予約した場合、予約は5つとカウント。1回の旅行で「シルバー」ステータスを獲得することが可能になる。

旅行素材は、航空券、ホテル、バケーションレンタル、クルーズ、レンタカー、地上交通チケット(空港シャトル・送迎など)、アクティビティチケットなど。ステータス取得の資格を得るには、税金と手数料を除いて、1つの旅行素材あたり25ドル(約3475円)以上の価格であることが条件となる。

また、「VIPアクセス」も設定。最高のゲストレビューを獲得し、厳しい品質基準を満たしている宿泊施設コレクションにアクセスできるもので、世界中のユニークな体験を提供するホテル、アパートメント、コンドミニアムが含まれている。

このほか、「プライス・ダウン・プロテクション」も提供。会員が価格保証の対象となる航空券を予約すると、エクスペディアは出発日まで毎日その航空券の価格を追跡。 出発前にその航空券の価格が下がった場合、旅行終了後にその差額が「One Key Cash」として会員に自動的に返金される。

「One Key Cash」は、プログラムの特典通貨。会員は旅行時に獲得し、プログラムで提供されるすべて割引や特典、次の旅行の予約に活用することができる。

※ドル円換算は1ドル139円でトラベルボイス編集部が算出