JALグループは、2024年3月期第1四半期連結業績(2023年4月1日~6月30日)を発表した。国際線では水際対策が終了し、海外発需要に加えて日本発需要も回復基調。国内線ではすでにコロナ禍前と同水準の供給体制に復活していることから、第1四半期として、4年ぶりにEBIT、当期利益ともに黒字となった。また、2019年度第1四半期比でも増収・増益を達成した。
売上収益は前年同期比41.9%増、2019年同期比9.4%増の3814億円となり、EBITも前年同期の276億円の赤字から313億円に改善。2019年同期の199億円も超えた。当期利益は前年同期の195億円の赤字から230億円の黒字に転換した。
売上収益のうちフルサービスキャリアの国際旅客収入は、前年同期比136.1%増の1475億円(2019年同期比12.9%増)、国内旅客収入は同38.6%増の1220億円(同4.0%減)、貨物郵便収入は同47.4%減の343億円(同51.1%増)となった。また、グループLCCのZIP AIRおよびスプリング・ジャパンの収入も前年同期の32億円から133億円に大幅に増加した。
2024年3月期の通期連結業績予想については、2023年5月2日の発表から変更せず、連結売上収益1兆6580億円、EBIT1000億円、当期利益550億円を見込む。